株式会社コスモスモアは、2024年1月8日に「株式会社GOOD PLACE」に社名を変更いたしました。 詳細はこちら×

オフィスリニューアルとは?効果・費用・期間・進め方をやさしく解説

オフィスリニューアルとは?効果・費用・進め方をやさしく解説

目次

オフィスリニューアルの効果とは?進め方と成功のポイントも解説

近年、リモートワークから出社中心の働き方に戻す企業が増えています。オフィスリニューアルは、快適性やコミュニケーションの場としての機能を高め、従業員が行きたくなる環境を目指す上で重要な取り組みです。

オフィスリニューアルとは、単なる改修ではなく、働き方や企業文化に合わせて空間を再構築する取り組みです。
社員のモチベーション向上や、来訪者への印象強化、業務効率化など、企業の成長を後押しする多くの効果が期待できます。

本記事では、オフィスリニューアルの効果や費用、進め方のステップに加え、実際のリニューアル事例も交えてわかりやすく解説します。

\オフィスリニューアルに役立つ事例集を無料提供中/
▶ 資料を一括ダウンロードする

1.働きやすい環境へとアップデートできるオフィスリニューアル

オフィスリニューアルは、オフィスを従業員が働きやすい環境へとアップデートする手段の一つです。働き方や企業文化の変化に合わせてレイアウトや設備を改善し、生産性や快適性を向上させる目的があります

オフィスリニューアルを成功させるためには、目的を明確にし、計画的に進めることが重要です。適切なオフィスリニューアルを行うことで、従業員のモチベーション向上や業務の効率化など、多くの効果を見込むことができるでしょう。

2.オフィスリニューアルと改修の違い

オフィスリニューアルと改修は、どちらもオフィス環境を改善する工事という点では共通していますが、目的が異なります。

改修は、老朽化した設備や内装を修繕・補修し、安全性や耐久性を維持・向上させることが主な目的です。一方のリニューアルは、オフィスの外観や内装のデザインを一新したり、新たな設備を導入したりすることで、機能性や快適性を向上させることを主な目的としています。リニューアルでは、単なる修繕を超えて、企業の成長や働き方の変化に合わせた新たな価値を創造することができます。

3.オフィスリニューアルの効果

オフィスリニューアルを行うと、さまざまな効果が得られます。代表的な効果は以下の5つです。
オフィスリニューアルの効果5つ|モチベーションUP・コミュニケーション活性化・業務効率化・コスト削減・企業ブランドイメージ向上 以下でそれぞれの効果について詳しく解説します。

3-1.従業員のモチベーションアップを期待できる

近年ではABW(Activity Based Working)やフリーアドレスの導入など、働き方の多様化に応じたリニューアル事例も増えており、個人に合った働き方の実現がモチベーション向上につながる傾向があります。
リフレッシュルームやカフェスペースを設置したり、洗練されたインテリアにしたりすることで従業員の満足度が向上し、働く意欲が高まります。

ABWついて詳しく知りたい方は、こちらのコラムをご覧ください。
ABWとは?フリーアドレスとの違いやメリット・デメリットを紹介

3-2.コミュニケーションが生まれやすくなる

コミュニケーションが生まれやすくなることも、オフィスリニューアルの大きな効果です。オフィスリニューアルを通じて執務エリアをフリーアドレスにしたり、リフレッシュスペースを導入したりすると、普段は業務で関わらない従業員同士の会話の機会が生まれやすくなります。
ホワイトボードや共有ディスプレイなどを導入すると、従業員が集まる機会をつくることができ、業務上のコミュニケーション活発化と、チームワークの強化につながるでしょう。

3-3.業務の効率化が図れる

オフィスリニューアルを通じて、ウェブ会議システムや個別ブースなどを導入すると働きやすさが高まり、業務の効率化を図れます。
また、動線を考慮してコピーコーナーを移動させるなど、従業員の使い方に即したレイアウトにすると、オフィスを効率的に利用できるようになるでしょう。

3-4.コストを削減できる

オフィス運用にかかるコストを削減できることも、オフィスリニューアルの効果です。オフィスリニューアルを機に、LED照明の導入や空調計画の見直しを行うことで、エネルギーコストを削減できます。
また、間仕切りや不要な壁を撤去すれば空調効果が高まり、電気代の節約につながるでしょう。

3-5.企業のブランドイメージが向上する

デザイン性の高い、おしゃれなオフィスにリニューアルすると、来訪者に好印象を与え、企業のブランドイメージを向上させることができます。
さらに、リニューアルしたオフィス空間をコーポレートサイトで紹介すれば、採用活動における企業の魅力発信にも効果的です。採用活動においても、洗練されたオフィス空間は候補者への印象に大きな影響を与えます。内定辞退の防止や、企業イメージ向上の観点からも、オフィスリニューアルは効果的なブランディング施策と言えるでしょう。
最新のオフィスリニューアル事例をもっと知りたい方は、こちらから事例集を無料でダウンロードできます。

オフィス構築の事例資料はこちら

4.オフィスリニューアルの費用の目安と内訳

オフィスリニューアルにかかる費用は、工事の規模や内容によって大きく異なります。

オフィス全体をリニューアルする場合、一般的な費用は坪単価30万~70万円程度です。一方、部分改装の場合は、坪単価10万~20万円程度となります。

5.オフィスリニューアルの一般的な期間

オフィスリニューアルにかかる期間も、工事の規模や内容によって異なります。オフィスリニューアルの一般的な工事期間は2~4ヵ月程度ですが、企画から竣工までの全体工程は、半年~1年かかります。

オフィスリニューアルは、設計事務所や施工会社の選定、デザイン検討などの準備段階に十分な時間を確保することが重要です。余裕を持ってスケジュールを立てることも大切といえるでしょう。
また、工事期間中も業務を継続する場合は、仮オフィスの整備、工事エリアのゾーニング計画など、事前の綿密な検討が必要となります。

6.オフィスリニューアルの進め方

オフィスリニューアルには半年~1年の期間が必要です。きちんと計画を立て、着実にステップを踏むことが、オフィスリニューアルを成功に導くカギとなります。
ここでは、オフィスリニューアルの一般的な進め方について解説しますので、ぜひ参考にしてください。

オフィスリニューアルの進め方5ステップ|目的設定・スケジュールと予算・レイアウトとデザイン・申請と届け出・工事

6-1.目的を決める

まずは、現在のオフィスの課題を整理し、リニューアルの目的を明確にします。働き方の変化に対応するのか、企業イメージを向上させるのかなど、具体的な方向性を決めることが重要です。各目的の優先順位を明確にし、リソースを効果的に配分することも不可欠です。

6-2.スケジュールと予算を決める

リニューアルの目的を定めたら、次はスケジュールと予算を決めます。
スケジュールは、基本設計、実施設計、工事など、各工程に必要な期間を明確にするのがポイントです。また、予算は、内装工事費、設備費、什器費などの項目別に算出し、想定外の費用に対する予備費(総額の10~20%程度)も考慮して設定します。

6-3.レイアウトやデザインを固める

続いては、新たなオフィスのレイアウトやデザインを固めます。このステップは、従業員からの要望を集め、外部パートナーと協力して進めることが大切です。
機能性や快適性、デザイン性などを考慮し、それらをバランス良く向上できるようにするのがポイントです。

6-4.各種申請・届け出を行う

新しいオフィスのレイアウトやデザインが決まったら、次は各種申請・届け出を行います。賃貸オフィスの場合、リニューアル工事はビルオーナーの許可が必要です。なお、部屋数を増やす場合は、消防署への届け出が必要です。
なお、オフィスリニューアルは、建築基準法や消防法などに則り、適切に行わなくてはなりません。各種申請・届け出を確実に進めるためには、リニューアル計画の初期段階から外部パートナーに相談するのがおすすめです。

オフィスの環境づくりで知っておくべき法知識について詳しく知りたい方は、こちらのコラムをご覧ください。
オフィスの環境づくりで総務が知っておくべき4つの法知識の基礎を解説

6-5.リニューアル工事を実施する

各種申請・届け出が終わったら、リニューアル工事を実施します。工事は、専門の施工会社に依頼して行います。施工会社に工事計画書を作成してもらい、確定した工程や工事内容を関係者と共有することが大切です。
工事が完了したら竣工検査を行い、計画どおりに仕上がっているかを確認する必要があります。

\オフィスリニューアルに役立つ事例集を無料提供中/
▶ 資料を一括ダウンロードする

7.オフィスリニューアルをスムーズに進行するポイント

オフィスリニューアルをスムーズに進行するには、いくつかのポイントを押さえる必要があります。主なポイントは下記のとおりです。

オフィスリニューアルをスムーズに進めるポイント|目的の明確化・執務エリア確保と移転計画・騒音振動対策・安全管理

7-1.リニューアルの目的を明確にする

オフィスリニューアルをスムーズに進めるには、リニューアルの目的を明確にすることが重要です。働き方の改善、企業イメージの向上、コスト削減など、解決したい課題を整理し、優先順位を付けて進めましょう。

7-2.執務エリアの確保と移転計画の立案

オフィスリニューアル工事中も業務を継続するためには、執務エリアの確保と綿密な移転計画の立案が重要です。工事エリアと執務エリアをゾーニングし、フロア内で段階的に工事を進めることで、業務への影響を最小限に抑えることができます。
例えば、営業部門と管理部門では必要な執務環境が異なるため、それぞれの要件に応じた一時的なスペース確保が求められます。移転計画の実行では、全従業員への事前説明と情報共有が不可欠です。部署ごとの移転スケジュールや一時的な執務エリアの案内、工事の進捗状況などを定期的に発信して、円滑な移転を目指します。

7-3.騒音・振動対策や近隣テナントへの配慮を忘れない

オフィスリニューアルをスムーズに進めるには、振動や臭気対策、近隣テナントへの配慮も必要です。
工事期間中は、解体作業や内装材の加工時に騒音や振動が発生します。近隣のテナントやオフィスの従業員へ事前に案内をし、施工パートナーには騒音の伴う作業の時間帯遵守など、適切な対策をとっていきます。

7-4.工事中は安全を徹底する

リニューアル工事中は、安全管理を徹底する必要があります。従業員の執務エリアと工事エリアの明確な区画分けが不可欠です。施工時には仮設間仕切りによる作業エリアの確実な区画化を行い、工事関係者と執務者の動線を完全に分離します。また、施工区画からの粉塵飛散防止や安全通路の確保など、執務環境への影響を最小限に抑える施工計画を策定します。

8.失敗しないオフィスリニューアルの外部パートナーの選び方

オフィスリニューアルを行う際は、自社のニーズに対応できる外部パートナーを選ぶことが大切です。ここでは、オフィスリニューアルの外部パートナーの、失敗しない選び方を紹介します。失敗しないオフィスリニューアルの外部パートナーの選び方|実績・アフターフォロー・提案資料の3つのポイント

 

8-1.実績で選ぶ

外部パートナーを選ぶ際は、過去の実績を確認することが重要です。ウェブサイトに掲載されている事例をチェックし、プロジェクトの規模や成果などが自社のニーズに合っているかを見極めましょう。

8-2.アフターフォローの手厚さで選ぶ

アフターフォローの手厚さも、外部パートナー選びの重要なポイントです。リニューアル後の不具合対応を含め、ワークプレイスの最新トレンドを踏まえた提案をしてくれるパートナーを選ぶことで、継続的な環境改善が期待できます。

8-3.提案資料の明確さで選ぶ

外部パートナーを選ぶ際は、企画書などの提案資料の明確さも確認することが大切です。工事範囲や追加費用の発生条件などが明記されていることで、予期せぬトラブルを防ぐことができます。
特に、計画変更時に柔軟に対応できるかは重要なポイントなので、しっかり確認しておきましょう。

\オフィスリニューアルに役立つ事例集を無料提供中/
▶ 資料を一括ダウンロードする

9.最新のオフィスリニューアルの事例3選

続いては、最新のオフィスリニューアルの事例を3つご紹介します。オフィスリニューアルを検討する際の参考にしてください。

9-1.株式会社ホーマーイオン研究所様 本社オフィス最上階フロア

医療機器メーカーの株式会社ホーマーイオン研究所様は、本社ビルの竣工16年を機に、最上階フロアをリニューアルしました。近年の働き方の変化に合わせ、従業員にとって「働きやすい職場環境」を目指してリニューアルを実施。共用廊下や区画の枠を取り払い、誰もが通りやすい広々とした空間を実現しています。

詳しい記事はこちら▼

株式会社ホーマーイオン研究所 本社オフィス最上階フロア

9-2.株式会社リクルート様 九段下オフィス「CO-EN9」

転職支援サービス会社の株式会社リクルート様は、九段下オフィス1Fを社内外の協働・協創の場としてリニューアルしました。オープンスペースに大型のホワイトボードやモニターを導入。ディスカッションやイベントなどに利用できる空間として活用しています。

詳しい記事はこちら▼

株式会社リクルート 九段下オフィス「CO-EN9」

9-3.株式会社GOOD PLACE 本社オフィス

株式会社GOOD PLACEの本社オフィスでは、従業員同士が刺激を与え合う場となるよう、オフィスリニューアルを実施。2Fオフィスでは、フロアを行き交う従業員同士が自然に会話を交わし、チームでの仕事が活性化するような開放感のある設計としました。内装デザインも温かい色合いとし、コミュニケーションを促進しています。

詳しい記事はこちら▼

株式会社GOOD PLACE 本社オフィス

10.従業員目線で考えることが、オフィスリニューアル成功のカギ

オフィスリニューアルは、オフィスを従業員にとって働きやすい空間にする方法の一つです。従業員のニーズをくみ取ってオフィスをリニューアルすることで、モチベーションアップやコミュニケーションの創出といった効果が期待できます。

オフィスリニューアルを行う際は、目的を明確にし、リニューアル工事中に従業員が使う執務スペースをしっかりと確保するだけでなく、近隣テナントへの配慮や安全を徹底することが大切です。
オフィスリニューアルの成功のカギは、従業員の立場で考えること。従業員目線のオフィスリニューアルを実施し、企業の成長につなげてください。

 

 

オフィスリニューアルとオフィス移転はどう違いますか?
オフィスリニューアルは、現在使用しているオフィスを働きやすくリフォーム・改修することです。一方、オフィス移転は拠点を変えるため、立地や建物条件から見直すことができます。移転よりもコストや期間を抑えたい場合はリニューアルが選ばれることも多いです。
オフィスリニューアルにかかる期間はどのくらいですか?
工事内容や規模によって異なりますが、コンセプト企画から引き渡しまでを含めると半年〜1年程度が目安です。部分的な改装であれば、2~3か月で完了するケースもあります。まずは早めに専門会社へ相談し、スケジュールをすり合わせることで、業務への影響を最小限に抑えることができます。
オフィスリニューアルを成功させるポイントは何ですか?
目的を明確にすることが最も大切です。生産性向上・ブランディング強化・コミュニケーション促進など、優先順位を整理して計画すると失敗を防げます。さらに、従業員の意見を取り入れたり、実績のある外部パートナーを選ぶことも成功につながります。

RELATED ARTICLES関連記事

make a good place