- クライアント
- 辰野株式会社
- プロジェクト
- ReTerra 新大阪 リノベーション
- ご相談背景
- 繊維・電力資材・不動産の3事業を柱に事業を展開する辰野株式会社様。創業90周年を機に、企業の長期ビジョンとして「リジェネラティブカンパニー」を掲げられた。
保有する辰野新大阪ビルの大規模改修が必要な時期を迎え、単なる改修にとどまらず、リジェネラティブというコンセプトを体現する場所として生まれ変わらせたいという意向のもと、GOOD PLACEがPM・設計・施工を担当した。
- コンセプト
- ●プロジェクトコンセプト
「自然を再生し、未来を育てるPark Office」
リジェネラティブの思いを発信することで周囲を巻き込み、街全体を生まれ変わらせるようなビルを目指した。
●デザインコンセプト
「Regenergize(リジェナジャイズ)」
Regenerative(再生)+Energize(成長、活発)の造語
建物全体を1つの木に見立て、ビルに入居している企業が活発に成長(Energize)していくよう2F以降のフロアを幹や枝葉になぞらえ、葉の素材や幹のようなデザインを全体に取り入れた。対して1Fは木の根の部分と捉え、土や岩、苔などの素材を用い、地中の根をイメージしている。
- 提案内容
- ●外構(ReTerra Park)
「Park Office」の考え方に基づき、外構部分を開かれた公園のような滞在空間へと転換した。駐車場前面の両側に緑をあしらい、テラスとベンチを設けることで、テナントはもちろんビルの前を通る一般の人も自然と立ち寄れる場所を創出。四季折々の植物の変化を通じ、五感で自然を感じられる空間とした。
●エントランス
ビルのリジェネラティブを体現する象徴として、クライアントが所有する能勢の山(大阪府豊能郡)から実際に採取した土と石をエントランスのオブジェに用いた。ビル名サインが設置される壁面には、同じく能勢の山の土を練り込んだ土壁を採用。将来的に土壁を解体する際も再利用できるよう、化学物質を使わない工法を選定し、循環を前提とした設計とした。テナントから出るコーヒーかすやお茶の葉を堆肥化して外構の土に還す運用も開始しており、ビル内外の自然循環を継続的に支える仕組みを組み込んでいる。
●サインデザイン・ワークショップ
ビル全体の内装を貫く「一本の木」のイメージに基づき、サインデザインには植物の維管束・葉脈をモチーフとして採用した。能勢の山で採取した葉を使い、葉脈だけを残すワークショップをテナントと共同で実施。完成した葉脈をテナントサインのベースに組み込み、このビルならではのオリジナルサインを制作した。
- プロジェクト
メンバー
- 設計(ディレクション/デザイン):土居 直人 / 岩本 和士 、 竹中 朱希
施工:泉 悠平
PM:朴 真柱 、 萩原 知花
- 実施内容
- 設計 施工 PM サイン計画
- 規模
- 2492坪
- 立地
- 大阪府大阪市
- 竣工
- 2026年1月
- 撮影
- SS Co., Ltd. Masaya Tsuchide
- 取得認証
- DBJグリーンビルディング認証