入社理由は「楽しみながら働きたい」
もともと大学ではマーケティングの勉強をしていたのですが、モノづくりの仕事に携わってみたいと考えていました。当社に入りたいと思ったのは、まだ選考に進む前のカジュアル面談の場で、数名の社員とお話ししたことがきっかけです。皆さん楽しそうに仕事の話をしていたのが印象的で、楽しみながら働けるのが一番いいなと思い、選考を受けることにしました。
入社してからはソリューションPMの担当になったのですが、3年目まで自分が担当するお客さまがあまり多くない状況が続いていました。そのため積極的に営業活動をおこなう必要があり、やりたいこととのギャップもあったのでうずうずしていましたね。現在ではお客さまから問い合わせをいただくことで案件に繋がることも増えてきましたが、当時は口癖のように「早くオフィス構築のソリューションPMをしたい!」と言っていたのを覚えています。
初案件で予想外のできごと
3年目になってようやく、2年間の営業活動を通してアプローチしていたエスビー食品さまから食堂改修のお仕事を頂くことができました。自分が初めてメインで担当する案件だったので気合いを入れて取り組んだのですが、現地調査の際に躯体の寸法を測りきれていないミスをしてしまったんです。もちろん今なら現地調査で気をつけないといけないことは分かるのですが、当時はまだその経験が少なく、いざ解体工事がスタートしてから、30cmほど寸法が合わないことに気がつき「あ、まずい…」と。さらに協力会社さんから「この配管、壊せません」と指摘されてしまった箇所もあり、着工初日にプランが成り立たなくなってしまいました。
「初めての案件なのに…」と自分自身かなり焦ったのですが、その日はお客さまも工事現場にいらっしゃったので、その場で正直に事情をお話しました。約1ヶ月後のオープン日はずらせないため、2週間ほどで別のデザインプランを組み、お客さまに再度承認いただくことができました。社内のデザイナーに柔軟に対応してもらえて助かりましたね。「当初の案より良かったんじゃない?」と、結果的にお客さまに言っていただき事なきを得ましたが、自分の中では一番の失敗です。
あの時すぐに状況を伝えられたのは、お客さまの前では正直でいようと決めていたからです。この仕事を始めてすぐに思ったのは、私はすらすらと上手に話せるタイプではないし、社内の先輩のような豊富な工事知識やマネジメントスキルをまだ持ち合わせていなかったので、正直さで乗り切ろうと。たまに正直に言い過ぎてしまうこともありますが、お客さまからは「分かりやすくて良いですね」と言っていただいています。もしかしたらソリューションPMの仕事は、正直な方がやりやすいのかもしれないですね。
良い チームには「こだわり」がある
案件を進めるのに慣れるまでは、忙しくなると視野が狭くなりがちでしたが、最近は忙しさにも慣れてきて周りのメンバーに心を配ることができるようになり、チームワークを楽しんでいます。
良いチームって、それぞれこだわりのポイントがあるメンバーが集まっている気がしますね。自分の世界観を設計に取り入れているデザイナーや、施工時の細かい処理にこだわるメンバーなど。こだわりに挑戦するのは、大変なことも多いかもしれないですが、「こだわらせたら天下一品」みたいなメンバーと一緒に仕事ができるのは面白いと思います。
スピーディ ーにキャリアを積める贅沢な環境
今後挑戦したいのは、工事難易度の高い大規模案件やオフィスのコンサルティングです。それぞれ仕事の種類は違いますが、どちらも欲張って勉強して、スキルアップしていきたいと思っています。
例えば築50年のビルをリノベーションするようなプロジェクトでは、建設当時の資料がないことも多々あり、工事が始まってから現場でさまざまな変更を求められることもあるので、高度なスキルが必要になってきます。初めて自分が担当したプロジェクトがリノベーションだったので、難易度の高い現場をミスなく納められるようになったのか、自分でも確かめてみたいと思っています。
オフィス構築のコンサルティングに関しては、お客さまの要望に対してコンセプトやゴールを提案できるような、そんな仕事の仕方ができるようになりたいです。コロナ禍以降、テレワークが普及したことで働く場所を限定する必要がなくなりましたし、ハイブリッドワークといった働き方の多様化が進んだことで、どんなオフィスにすればいいのか判断に悩まれるお客さまが増えています。これからはオフィスのあり方を一緒に考えていけるような、そんなサービスを提供できるようになれたらと思います。
うちの会社は興味のあるセミナーがあれば受講を後押ししてくれますし、やりたいことがあるなら、そのための体制を準備してもらえるので、成長したい人にとってはスピーディーにキャリアが積める贅沢な環境だと思います。部長や課長に相談すればそのまま承認まで進めてもらえるので、社内稟議を通すのもスムーズですね。時間を捻出できるかどうかは自分次第ですが、さまざまな場面で会社での経験や制度をうまく活用したいと思います。