産休ギリギリまで仕事に没頭する日々
2009年に入社してからの5年間は、マンションの購入者に対してインテリアを提案する 業務を担当しました。その後、マンションギャラリーのソリューションPM を1年半経験後、新築マンションのデベロッパー 向けに、部屋の間取りや設備などをカスタマイズできる仕組みを考えて商品化する、企画統括業務を2年経験しました。
とても忙しかったのですが、どの仕事も楽しくて、2017年の秋に産休に入るまで仕事に没頭していました。学生の時から、私は家にずっといるのは合わないだろうから、ライフイベントがあっても働き続けたいと思っていました。つわりはなく体調も崩れなかったおかげで、産休ギリギリまで普通に働くことができましたね。
産休に入る時には 、会社の皆がお疲れさま会を数回にわたり開催してくれて、プレゼントも頂き盛大に送り出してくれました。産休に入る人もそうですし 、退職する人も前向きに送り出す文化は、当社の良いところだと思っています。
育児生活にスパッと切り替えた1年間
育児休業 に入るまで大きなプロジェクトを担当していたため、最後までやりたい気持ちはありましたが、仕事は完全に引き継ぐことができたので、 約1年の育休生活にスパッと切り替えられました。何より子育てに集中できたのがありがたかったですね。
生まれたての子どもはワーワー泣いてばかりですし、まだ喋れない子どもと一日中向き合って、会う人もご近所のママだけ。最初はただただ不安でした。でも、子育ての最初の期間はそういうものなんですよね。子どもの成長と共に不安はなくなり、楽しくなってきました。育休中もたまに会社の仲間たちから連絡をもらい、仕事や会社の様子を教えてもらっていました。
後輩の言葉に救われた、時短勤務の多忙な日々
育休からの復職に向けて、 数か月前から人事と電話で話し、復職する時期や勤務の時間の希望などを相談しながら準備を進めました。 復帰初日は電車に一人で乗るのが久しぶりだったので、忘れ物がないかドキドキしましたね。仕事と育児の生活に慣れるまでは、業務内容を勉強する期間として1か月いただきました。
新しい生活は9:30〜16:30の時短勤務。終わり次第、保育園へお迎えに行っています。それから夕食の支度をして、子どもをお風呂に入れて、寝かしつけて一日が終わります。生活はまさに多忙でした。あと1時間仕事したいけど、子どもを迎えに帰らなければならない。毎日どこか中途半端な感じがあって、気持ちの整理がつかない日々が続きました。
その時、後輩が「仕事は代わりが利くけど、母親の代わりはいませんよ」と言ってくれて、その言葉に救われたんですよ。育休前の状態に戻ろうとするのではなく、今の私に何が出来るのかを考えるようになりました。
強みを活かし、組織の潤滑油 として周囲をフォロー
復帰した4か月後に、オフィス構築のソリューションPMを担当するようになりましたが、やはり勤務できる時間が限られていたので、クライアントのメイン担当としてではなく、別の側面から課に貢献できる業務を課長と一緒に考えました。
私がいつも仕事の上で心がけているのは、自分の立ち位置で何ができるのかを常に考えることと、限られた時間の中でベストパフォーマンスを出すこと。そして何より、楽しく仕事をすることです。私はタスク管理とスケジュール管理が強みなので、ソリューションPMをサポートする立場に回りました。全てのプロジェクトに入り、溢れているタスクを察知したらフォローする仕事を担当しています。
課の皆からは「ありがとう」と声をかけられていますが、こちらこそ、ありがとうの気持ちでいっぱいです。私はこの会社の雰囲気や居心地の良さ、そして皆と働くのが好きなんです。 当社でずーっと働きたいという気持ちですし、課の皆をフォローすることでコンペが獲れたり、仕事がうまく回るようになったり、そんな潤滑油 になるような仕事ができたらと思います。更にこれからは、今まで取り組んでこなかった英語の勉強や一級建築施工管理技士 にも挑戦しようと思っています。