モンゴルのホテル勤務から異色の転職
実は私の経歴はちょっと変わっていて、当社に入る前は、モンゴルのホテルで調理の仕事をしていたんです。もともとは料理教室の講師をしていたのですが、その中の生徒さんで、ホテルのオーナーをしていた方から声をかけられたことをきっかけに、モンゴルで仕事をすることになりました。当社の入社面接では、当然モンゴルのことばかり聞かれましたし、もし私が過去の自分の履歴書を見たら採用しないと思うのですが(笑)、珍しがられて採ってもらったんじゃないかと、当時を振り返って思います。
モンゴルから帰国した後、しばらくは共同経営の形でカフェを切り盛りしていたものの、体力的にも大変な仕事だったので、思い切ってまったく違う業種へ転職を決めたことが当社との出会いでした。正直なところ、入社前は事業内容もよく分かっておらず、総務がどんな仕事なのかもそれほど理解していませんでしたが、長く働ける会社で生活を整えたいと、そんな気持ちで入社を希望しました。
チームリーダーからスーパーバイザー、課長へのキャリアアップ
初めは契約社員として入社し、現在もお付き合いが続いている企業の総務業務を受託するプロジェクトの立ち上げに参加しました。2名体制でスタートしてからどんどんメンバーが加わっていき、リーダーが産休に入るタイミングで私がリーダーを務めることになりました。
そこから別の企業のプロジェクトの立ち上げにリーダーとして関わることになり、4年ほど経験を積んだ後に正社員になりました。そのタイミングで当社初の肩書きとなるスーパーバイザーにチャレンジさせてもらう機会を頂き、「どんな役割を担う仕事なのか」というところから会社と一緒につくり上げていきました。6年ほどスーパーバイザーとしての実績を積み、2023年の4月からは課長を務めています。
メンバーの成長と働きやすさを見守ること
総務アウトソーシングの仕事では、仕事を発注いただく企業の方から日常的に頂く労いやお褒めの言葉はもちろん、定期的に実施させていただいているサーベイで得られるお客さまからの評価がやりがいに繋がっています。半年前にはできていなかったことが普通にできるようになっているメンバーの姿を見ると素直に嬉しいですね。メンバーの働きが評価されることも、私の働きがいのひとつです。
メンバーと接する際には、なるべくその日の様子や体調を観察するように心がけています。みんなが気持ちよく働ける環境を整えられるように配慮することが、チーム内のコミュニケーションや仕事に良い影響を与えますし、結果的にお客さまの信頼にも繋がっていきます。
また、メンバーの育成に関しては、なるべくそれぞれが自身の特性を活かすことができる環境を整えたいと考えています。黙々と集中して作業するのが得意な人もいれば、カウンターにいらっしゃった従業員の方とのコミュニケーションが得意な人もいるので、普段から個人のキャラクターをなるべく見たいと思っています。
新しいことへの挑戦に恵まれたキャリア
これまでのキャリアを振り返ってみると、うまくいかないことも多かった異国のモンゴルでの経験が、何事にも動じず、取り乱さずに仕事ができている現在の姿勢に繋がっていると思います。それに、料理教室の講師をしていた頃ははじめましてのお客さまから既存の生徒さんまで、その方のお仕事や生活スタイルについてさまざまなお話を聞いたり、悩み相談を受けたりしていたので、そこで培われた話術が活きているかもしれないですね。
当社に入ってからは、私の性格を察してなのか、なるべく飽きさせないような仕事の機会をもらえています。自由に仕事をさせてもらっていますし、次々と新しい役割がもらえたのは恵まれていましたね。当社は基本的にまず自分で判断してみることが求められますが、いざという時には助けてくれる上司がたくさんいる会社だと思います。