- クライアント
- テクノアルファ株式会社
- プロジェクト
- テクノアルファ株式会社 本社オフィス
- ご相談背景
- 什器の経年劣化や席の稼働の非効率さなどの課題を解消するため、レイアウト変更をご相談いただいた。
要望としては上記の課題に加えて社内コミュニケーションの促進やテクノアルファ株式会社様らしいデザイン、フリーアドレス化などが挙げられた。 - コンセプト
- 「Nextgen・次世代」
エレクトロニクスやマリン・環境機器など、現代の日本を支える事業を展開するテクノアルファ株式会社様。産学連携しながらの開発などにも取り組んでいる同社には、従来の枠に囚われない新しい価値観や技術、スタイルを体現した空間が相応しいと考えた。
そこでオフィスの在り方そのものをアップグレードするレイアウト変更を提案。次世代の働き方を支える環境の構築を目指した。 - 提案内容
- ●全体
空間全体をモノトーンカラーで構成し、造作家具の一部に金属製のデザインフェンスを取り入れるなどで次世代の未来感を演出。スピード感を表現したデザインクロスを採用することで、企業理念を空間全体で体現した。
執務エリアの出入口にはオフィスの象徴となる「シンボルツリー」を設置。加えて企業の魅力を表現したフォトスポットなど、テクノアルファ様らしさを体現するデザイン要素も随所にあしらうことで従業員の帰属意識を高めることを狙う。
●エントランス
既存の壁位置を活かし、黒で重厚感を持たせながらもスタイリッシュにまとめた。
待ち合いスペースの設置やエントランスから直接向かえる会議室への動線など、来客の使い勝手やセキュリティにも配慮している。
●執務エリア
快適性と業務効率を両立させるため、執務エリア、リフレッシュエリア、オープンミーティングエリア、個人ブースなどで構成しフレキシブルな空間に。ゾーニングに合わせて床材を切り替えることで、場ごとの用途を明確化させている。壁で仕切られることのない多機能な空間によって、偶発的なコミュニケーションや創造的なアイデア、従業員同士のつながりが生まれる場をつくり出した。
リフレッシュエリアからオープンミーティングエリアまでを一直線に配置することで、空間全体に抜け感と開放感を持たせた。一方でオープンミーティングエリアの手前には複合機とローキャビネットを配置。収納スペースを確保しながら視線を緩やかに遮る役割を担う。
●会議室
エントランスや執務エリアと同様にモノトーンカラーで構成し、オフィス全体での統一感を高めブランドイメージをアピール。応接対応を考慮し、エントランスから直接向かえるレイアウトに。 - プロジェクト
メンバー - 設計(ディレクション/デザイン):篠崎 雪子 / 林 伊泓
施工:阿蘇 柚樹 / 溝江 勇次
PM:筒井 美有 / 竹中 勇太
- 用途
- オフィス
- 実施内容
- 設計 施工 PM
- 規模
- 272.5坪
- 立地
- 東京都品川区
- 竣工
- 2025年8月
- 撮影
- Kudo Original Photo
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