- クライアント
- 日本ハイアット株式会社
- プロジェクト
- 日本ハイアット株式会社 本社オフィス
- ご相談背景
- ハイアット ホテルズ コーポレーション(以下:ハイアット)グループの日本ハイアット株式会社様による日本本社オフィス移転プロジェクト。設計は世界各地のハイアット拠点を手掛けるM Moser Associates Hong Kongが担当しており、M Moser Associates Londonよりローカルパートナーとして当社を紹介いただいた。
- コンセプト
- ハイアットのブランド・アイデンティティであるシンプルさやエレガンス、機能性のそれぞれを独自に反映させながらも、日本らしいデザインエッセンスを現代的な流れの中で表現した。
モチーフとして障子を取り入れるなどクラシカルな日本の美学を織り交ぜ、ハイアットが大切にしているシンプルさの中に抱き合わせることで、ハイアットならではのラグジュアリーと共鳴するバランスを実現させた。 - 提案内容
- 設計者であるM Moser Associates Hong Kongの設計意図やスケジュールに基づき、日本におけるローカル設計・プロジェクトマネージャー(PM)として各社の連携や実施設計のサポートをおこなった。
フロアはお客さまを迎えるホテルライクな空間(FOH - Front of House)と執務空間(BOH - Back of House)に分かれている。どちらも日本文化の要素とシンプルさをベースとしているが、FOHはよりラグジュアリーでコミュニケーションが活性化するように、BOHは仕事に集中しやすいようにデザインされている。
エントランスは、空間を緩やかに仕切る日本の「障子」からインスパイアされており、その先のFOHの様子が伺えるようになっている。
ホテルライクなFOHは、町家の屋根を思わせる天井のあしらいが特徴的。床を木目で統一し、家具にも木目調のものを多く使用することであたたかみのある空間をつくり出した。その中には、日本各地の調度品や和柄のデザインタイルなどが配置され、モダンで快適かつ文化も感じられる空間となっている。
一方でBOHは壁で仕切らず開放的なレイアウトとし、デスク周りの色味は緑とグレーでシンプルに統一。アクセントとして、柱にはコーポレートカラーの青を採用した。 - プロジェクト
メンバー - 鄔 皓南 / 寺門 直也 / 草野 帆南 / 張 強
- 用途
- オフィス
- 実施内容
- 施工 ローカル設計 ローカルPM
- 規模
- 178坪
- 立地
- 東京都港区
- 竣工
- 2024年4月
- 撮影
- Keiko Chiba (Nacasa & Partners)
- 設計
- M Moser Associates Hong Kong