- クライアント
- 投資会社
- プロジェクト
- 投資会社 本社オフィス
- ご相談背景
- 企業への出資・成長支援を行う投資会社の、築30年を迎えた自社ビルのオフィスリニューアル。人員増への対応に加えて、採用強化に向けたブランディングや投資先企業を招く場としての品格を備えたオフィスへの刷新が求められていた。業務を止めずにリニューアルを実施するため、3フェーズに分けて4フロアの施工を進めていった。
- コンセプト
- 来客を迎える応接室を設けた3階は信頼関係を築くための“上質な空間”をテーマとし、投資先企業が自由に利用できるラウンジも併設。吹き抜けを活かした開放的な空間の4階は「パブリックエリア」。5階はメインの執務フロアとして、自然と会話が生まれる動線と席配置を計画した「コラボレーションエリア」。6階はライブラリーコーナーを設け、集中と静寂のなかで思考を深められる場「ディープワーク・リフレッシュエリア」と、各階の役割に合わせたコンセプトとデザインを設定している。
- 提案内容
- ●素材とデザイン
30年前の自社ビル建設時の「掘削で出た土を焼いてタイルを作り外壁に用いた」というエピソードを参考に、タイルの積層とクライアントが事業のなかで積み重ねてきた信頼そのものとを重ね合わせ、タイル目地が描く縦横の直線をリニューアルの全体モチーフとした。木をベースマテリアルとしており、オフィス全体に落ち着いた雰囲気をもたらしている。
なかでも3階ラウンジではウォルナットの突板を主材に据え、その色調に合わせてフロア全体を調色。直線のモチーフを活かしながらも、人が集まる場所の家具はすべて曲線のフォルムで構成し、信頼関係を深める場としての安心感や居心地の良さを演出している。
●新しい働き方への対応
ファミレスブースやオープンスペースなど多様な席種を提案し、場所を選んで働ける環境と社内コミュニケーションの活性化、その双方を見据えた新しい働き方への転換を図った。ペーパーレス化を進めているという背景も考慮し、キャビネットなども最低限の数量に減らしてスリムな収納計画とし、開放感のあるフロアを実現している。
- プロジェクト
メンバー
- 設計(ディレクション/デザイン):堤 博章 / 柿島 美里、海野 亮太
PM:鈴木 槇
- 実施内容
- 設計 施工 PM
- 規模
- 729坪(3~6階)
- 立地
- 東京都渋谷区
- 竣工
- 2026年3月
- 撮影
- Kudo Original Photo、KEIKO CHIBA