- クライアント
- 株式会社リクルートスタッフィング
- プロジェクト
- 株式会社リクルートスタッフィング 新宿オフィス
- ご相談背景
- 当社が2024年に手がけた本社オフィスの空間づくりを評価いただき、今回の移転に伴うオフィス構築もご相談いただいた。
本社オフィスでは、仕事に集中できる・チームが結束できる・ホッとする場こそが「良い仕事が生まれる場」であるという考えをもとに空間を構築。新宿オフィスでもこのコンセプトにを踏襲しながら、従業員の満足度向上と働きやすさを追求した環境づくりが求められた。 - コンセプト
- 「帰りたくなる、温かなオフィス」
クライアントへの事前ヒアリングで「業務で感じる疲れや悩みも、仲間と話すことで軽くなる」という意見があった。
また、移転後のオフィスはターミナル駅直結で立ち寄りやすくなることも踏まえて、気軽に立ち寄りひと息つくことができる、仲間の顔が見えて安心できる“居場所”となる空間を目指した。 - 提案内容
- ●全体
空間がひと目で見渡せて仲間の存在を感じられるよう、動線はシンプルに。壁のない構成とフラットな在来天井によって、すっきりと開けた空間になるよう配慮した。
素材使いでは、本社オフィスのナチュラル&シックなデザインを踏襲しながらも、オークを中心とした素材を取り入れることで温かく柔らかな印象を持たせ、コンセプトを表現。リブ材や左官材・カラーガラスといったマテリアルによって質感にバリエーションを持たせることで、エリアごとに変化を持たせている。
照明では、全体を温白色のものにすることで執務のしやすさと心地のよさを両立させた。
●執務エリア
落ち着きのあるオーク調に黒のリサイクルレザーで仕上げた配線ダクトカバーを合わせたデスクを配置。温かみがありながらもオフィスとして引き締まった印象を与えている。
●ソファ席エリア
1人で休憩したい人も複数人で会話がしたい人も快適に過ごせるように、カウンター席とソファ席を組み合わせた構成に。
空間が分断されすぎないよう、執務エリアとの境界には低めのリブ材パネルとペンダントライトを用いることで、心理的なエリア分割に留めた。
●会議室
リサイクルレザー張りのテーブルを配置することで、執務エリアと統一感がありながらも温かみのある空間に。照明においても光の透過する大型のペンダントライトで空間の重心を高めに保ち、軽さのある柔らかな印象に仕上げた。 - プロジェクト
メンバー - 設計(ディレクション/デザイン):刀根 亮 / 市原 麻衣子
施工:小山田 遼生
PM:大塚 咲穂、山口 ひとみ
- 用途
- オフィス
- 実施内容
- 設計 施工 PM
- 規模
- 約80坪
- 立地
- 東京都新宿区
- 竣工
- 2025年6月
- 撮影
- Kudo Original Photo
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