- クライアント
- 三井不動産レジデンシャル株式会社
- プロジェクト
- ミズノスポーツプラザ Fujisawa SST
- ご相談背景
- MIFAシリーズのスポーツ施設を設計・施工してきた実績から本企画の依頼を受けた。Fujisawa SST(Fujisawaサスティナブル・スマートタウン)内にあるシニアレジデンスとの一体事業として受注。シニアレジデンスの事業コンセプトを踏まえた計画の構築や連携など、諸条件をクリアしながらもより良い場所をつくるPM力と提案力が求められた。
- コンセプト
- 「Connect with」
シニアレジデンスの事業コンセプトは「湘南の地に、人と人とのつながりを感じ、充実した生活を愉しめるシニアレジデンス『湘南コミュニティLife』」。スポーツというアクティビティとのシームレスな出会いをつくり、人と人とが世代や住む場所を超え、スポーツを通してつながれる場所になることを願い、コンセプトとした。 - 提案内容
- ●エントランス
白を基調としオーク柄をアクセントに取り入れ、親しみやすさと品の良さが共存する空間に。外観からの連続性も大切にすることで、来訪者が気軽に出入りし、心地よく過ごせるよう配慮した。
●更衣室
淡くやさしい色合いの素材を基調に低彩度のニュアンスカラーを加えることで、落ち着きのある心地よい空間を目指した。清潔に運用できるように、防カビ・抗菌・撥水など機能性ある素材を選定した。
●テニスコート
環境・安全性・コストを考慮し「テント膜構造」を採用。他素材に比べてCO2排出量が圧倒的に少なく、建設時の環境課題に貢献する。光を拡散光として取り込むため日中は室内照明が不要となり、照明コストを低減。夜間の室内照明は外部から見て幻想的な印象と人の気配を感じさせる効果も。また、金属屋根やスレート屋根に比べて体感温度が低くなるため、空調効率が高くなり、ランニングコスト低減が期待できる。さらに、軽量のため構造体への負担も軽減。柱のない空間が実現するだけでなく、外からの力(変形)に追従するため地震にも強い。 - プロジェクト
メンバー - 西田 和弘 / 霞 麻予 / 伏見 啓希 / 石塚 啓太郎 / 駒形 秀幸 / 形部 義近 / 阿部 義弘 / 松本 恵理子
- 用途
- スポーツ施設
- 実施内容
- 設計 施工 PM
- 規模
- 549.81坪
- 立地
- 神奈川県藤沢市
- 竣工
- 2024年9月
- 撮影
- Kudo Original Photo