- クライアント
- 大和ハウス工業株式会社
- プロジェクト
- ちはら台TENT
- ご相談背景
- 大和ハウス工業株式会社と千葉県市原市が、周辺地域の活性化やちはら台公園の魅力向上を目的に、コミュニティ施設の設置を計画。街の特徴を踏まえた設計力を評価いただき、ご相談いただいた。
- コンセプト
- 地域の誰もがふらっと立ち寄れる場所をつくりたい、地域をつなぐプレーヤーが集う拠点でありたい、立ち寄った先で生まれる世代を超えた“縁”を大切にしたい。
そうした思いを凝縮させた場所を想像したとき、突然の雨で屋根に駆け込む、犬の散歩途中に休憩する、子どもたちが遊びそれを保護者の方々が見守る、ダンスを練習する、地元ならではのお店から美味しそうな匂いが漂う……など、さまざまなシーンが思い浮かんだ。
そこで人々が気軽に集まれる、居心地の良い「止まり木」のような空間とすることを目指した。
- 提案内容
- 施設内には「地域交流促進施設」と「健康増進施設」の2つのスペースを設けた。
さまざまな人々が立ち寄り、居心地よく過ごせる「止まり木」のような空間となるよう「地域交流促進施設」には、吹き抜け空間の中に飲食や休憩ができるコミュニティスペースやキッズスペースを設け、それを囲むように地元ショップが料理や飲み物などを提供できるテナントスペースを設置。白と木目のナチュラルなマテリアルを使用することで、優しくアットホームな雰囲気を演出した。
また、さまざまなシーンに対応できる照明計画として、トップライトに加えて間接照明やペンダントライトなどを配した。
ヨガやダンスの用途に利用できる「健康増進施設」は使い勝手を考慮し極力シンプルなデザインにしながらも、地域交流促進施設同様ナチュラルで優しい空間に。
建物の外部空間は公園に対して開かれた場所となるように階段ベンチを設け、気軽に立ち寄れるようにした。
- プロジェクト
メンバー
- 小川 将克 / 霞 麻予 / 水谷 晴子
- 実施内容
- 設計
- 規模
- 76.23坪
- 立地
- 千葉県市原市
- 竣工
- 2024年5月
- 撮影
- Kudo Original Photo