- クライアント
- シュナイダーエレクトリック
- プロジェクト
- シュナイダーエレクトリック 東京オフィス ショールーム (Schneider Electric Innovation Hub Tokyo)
- ご相談背景
- 会議室のレイアウト変更プロジェクトと並行して、ショールーム(Innovation Hub)改装のご相談をいただいた。
要望として、他国拠点と規準を合わせながらも没入感のある、日本のショールーム独自の空間をつくることに加え、関係者へのヒアリングやスケジュール調整、コスト管理等が挙げられた。 - コンセプト
- 「Immersive ― 世界観を体験する空間」
本ショールームはサービスや技術の展示だけではなく、シュナイダーエレクトリック様の世界観を「体験」してもらう場にするべく、来訪者が「情報を受け取る」ことができ、なおかつ「能動的に感じ、考え、理解する」体験が得られる場とした。
そこで「Immersive(没入)」というキーワードを軸に空間構成や照明、素材、動線を設計。発想が連鎖し、拡張し、重なり合いながらイノベーションへと成長していくエネルギーを象徴する場であり、ブランドの理念である「Life Is On」を体現し、電化・デジタル化・サステナビリティという企業の方向性を五感で感じられる空間を目指した。 - 提案内容
- ●デザイン
ショールーム全体が来場者を創造のプロセスへと巻き込む、ダイナミックな空間として立ち上がるよう計画した。
床には、展示のメインである湾曲ディスプレイ「Control Center」を中心にすべてが同一軸上に重なる複数のランダムサイズの円を貼り分けとして構成。ショールーム全体に流れるような動線をさりげなく示唆することで、視線と動線が自然と湾曲ディスプレイへと集まるように誘導する。
床のラインと連動して、天井には360°発光型のチューブ照明を設置。この照明は発想が連鎖し、拡張し、重なり合いながらイノベーションへと成長していくエネルギーそのものを象徴している。
また、天井を黒塗装で仕上げ、光のラインが浮遊するように強調し、没入感をさらに高めた。
●色・素材
展示の主役となる壁面はホワイトでコンテンツの視認性と清潔感を確保。一方、環境的な取り組みを紹介するエリアには木目調素材を用いることで、内容との親和性と温かみを表現している。
全体の調和を保ちながら展示テーマに合わせたカラーと素材を使い分け、ショールーム全体に明確なストーリー性とメリハリを生み出した。
●機能面での特徴
実製品やグラフィックなどのアナログ展示に加え、デジタルコンテンツを積極的に取り入れたハイブリッドな展示形式を採用。
モニター4面で構成したディスプレイ「The View」にはタッチセンサーを搭載。感覚的に操作可能なインターフェースで、最新技術を扱う企業としての印象を来訪者へアピールする。
さらに、「Control Center」は湾曲した壁面に沿って構成することで、プレゼンテーションやセミナー時に複数方向からの視認性を確保。視線が中央へ自然に集まり、情報が一体的に共有される場として、ショールームの中核的な機能を担う。
また、中央のソファは目的に応じて柔軟に対応できるよう、五角形ユニットを組み合わせて多彩なレイアウトを構築できるタイプを選定。シーンごとに空間の表情を変えられる家具計画で、ショールームの活用幅を広げた。 - WEBサイト
- https://www.se.com/jp/ja/
- プロジェクト
メンバー - 設計(ディレクション/デザイン):堤 博章 / 海野 亮太
施工:砂山 明日菜
PM:陰山 晴菜、土田 綾子、小峰 彰悟
- 用途
- オフィス
- 実施内容
- 設計 施工 PM
- 規模
- 102.85坪
- 立地
- 東京都港区
- 竣工
- 2025年9月
- 撮影
- SS Co., Ltd. Kenichi Ohno
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