- クライアント
- 株式会社西武不動産
- プロジェクト
- エマーレ保谷 共用部リノベーション
- ご相談背景
- ペット可だった賃貸住宅にペットのいる家族のための設備を新たに取り入れることで、マンションに付加価値をつけたいとご相談があった。周辺エリアにも複数ペット共生型住宅があり、価値向上のためには差別化が重要であった。
また、竣工から年数が経過しておりエントランスのデザインは古さを感じさせたほか、エントランスアプローチの照明が不足しており、入口が分かりにくく暗い印象を与えるなどの課題も見受けられた。
そこで周辺エリアのペット共生型住宅を調査し、ペットだけでなく飼い主にも配慮したプランを提案。
利便性やデザイン面を評価いただき受注し、エントランス内装および一部外装・外構のリノベーションをおこなった。 - コンセプト
- 「ペットにも飼い主にも優しいペット共生住宅」
改修前の同マンションエントランスには、ペット用の足洗い場などがなく、飼い主の方にとって快適な設備が整備されている状態ではなかった。そこでペットはもちろん、共に暮らす人々が安心して健康的かつ機能的に暮らせる住まいこそペット共生住宅なのではないかと考えた。 - 提案内容
- ●外構
館銘板を新設し、通りから入口がすぐ分かるようにすることで、入居者や来訪者の快適性を高めた。
門構えのアーチ下には新たに庇を構築。間接照明で浮遊感を出すことでスタイリッシュさを演出する。
エントランスへと続くアプローチの脇には足元を照らすポールライトを配し、夜でも安心して通行できるように。
また、敷地内には立ち上げのある専用の洗い場を設け、飼い主が腰をかがめることなくペットの足を洗うことができるようにした。
●エントランス
照明配灯の工夫とやわらかく明るいトーンのマテリアルの採用によって、明るく安心できる空間に。
メールボックスの両隣にはリードフック付きの深さのあるスペースを設置。足を洗った後のペットがきれいな状態で飼い主を待つことができるようになっている。 - プロジェクト
メンバー - 設計(ディレクション/デザイン):武田 健太郎 / 篠田 智信、岩崎 萌子
施工:阿蘇 柚樹、白川 凌雅、川本 洋平
PM:太田 諭、栗原 奈緒子
- 用途
- 共同住宅
- 実施内容
- 設計 施工 PM
- 規模
- 約6坪
- 立地
- 東京都西東京市
- 竣工
- 2025年7月
- 撮影
- Kudo Original Photo
- タグ