エントランス・受付
日常の中の「特別」が感じられるよう、元々は窓が無く天井・床も無機質だったスペースに木素材やグリーンをふんだんに取り入れ、自然を体感できる空間を目指した。
温かみのある木素材と無機質なモルタル床のコントラストが美しく、R形状の壁やカウンターによって空間に柔らかさをプラスしている。
5メートル近くある天井はスケルトンにすることで、空間にゆとりを持たせた。
エントランス・受付
丸みのあるカウンターの魅力を引き出す為に、カウンター下の木素材には細い短冊状に連なったデザインの突板材を使用した。
木素材の細かなスリットが陰影を刻み、リズム感のある豊かな表情を生み出している。
待合スペース
エントランス奥にあるウェイティングスペースは、打ち合わせの合間などでソファに座ってゆっくり考えたり、休憩したりする為のエリアである。
エリアの中心には、水を循環させることで湧き水のような音と水のゆらめきが楽しめる装置を設置し、グリーンとともに訪れた人に癒しを与える。
カフェエリア
リビング・ダイニングを想起させるカフェエリアは、まるで自宅にいるような感覚でリラックスできる。
周囲よりも1段床を上げたフローリングの小上がりにすることで、他のエリアとは異なる特別感を持たせた。
木素材の温かみのあるチェアに座ってひと息つき、書棚の雑誌を眺め、住まいの情報を集めることができる寛ぎのエリアである。
展示エリア
販売中の物件の模型が展示されているエリア。
3台並べられた模型台には木材の積層の柄が特徴的な単板積層材を採用し、抜け感を出すために左右の台を吊ることで、軽やかな雰囲気を作り出している。
模型台の下の床に工事現場で使われるような足場板を採用したり、ウッドチップを敷くことで木材の香りを楽しめたりと、自然の心地良さが体感できる空間となっている。
接客スペース
接客スペースは、ゆったりと話ができるソファ席やモニターを使いながらの打ち合わせができる半個室ブース、プライバシーを保ちながら静かな環境で話ができる個室ブースと、
打ち合わせ内容に応じて使用できるようバリエーションを持たせた。