- クライアント
- 株式会社ゴールドウイン
- プロジェクト
- 株式会社ゴールドウイン 本社オフィス
- ご相談背景
- 複数拠点の本社集約にあたり、「ゴールドウイン」というブランドの発信拠点となり、創造的に働けるオフィスをご要望いただいた。
- コンセプト
- 以下の3つのコンセプトを掲げ、1Fから6Fまで全6フロアのオフィスに各要素を落とし込んだ。
①Life with Nature
自然と共生するデザインを通して、企業の価値観への共感と一体感を育む空間
②Do More with Less
シンプルでありながら感性に訴え、新しいアイデアや創造を形成させる空間
③Dedication to Detail
素材・細部への妥協のないこだわり。そしてその姿勢がもたらす「真実」の価値を宿す空間
- 提案内容
- 1Fは秩序的に配置した石材や天井照明と、乱形天然石・版築左官を組み合わせた生命感あふれる力強い形状を対比させ、社員が感性を刺激され新しいアイデアや創造を形成させる空間とした。社内のミーティングスペースやイベントスペースにも利用可能。
2Fは板目の木材や左官床など自然の風合いを感じさせる有機的なテクスチャで構成。来訪者と社員の共同創造を活性化させるような、コワーキングスペースとプレスルームを配置している。
3Fは「本質だけにそぎ落とされた美」がテーマ。柾目の木材を豊富に取り入れることで、上質で気品高い印象を与える役員フロア中心の空間とした。
4Fから6Fは樹種や木目の割合を変化させながら、自然の風合いを感じさせるシンプルながら洗練された執務空間に。また5Fと6Fは極力間仕切りを設けないことで、レイアウトや人数に制限されることなくフレキシブルかつクリエイティブな打合せができるスペースとした。
全体を通じて木材や左官を使用した本物の質感にこだわり、ゴールドウイン様の妥協のないモノづくりの姿勢を演出している。細部の納まりも素材の表情や質感を最大限に引き出せるよう追求した。
- プロジェクト
メンバー
- 髙田 沙織 / 海野 亮太 / 森脇 大登 / 四分一 哲 / 國井 陽介 / 陰山 晴菜
- 実施内容
- 設計 PM
- 規模
- 1800坪
- 立地
- 東京都港区
- 竣工
- 2024年5月
- 撮影
- Keiko Chiba (Nacasa & Partners)