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アウトソーシングと人材派遣の違いとは?メリットや選ぶ判断基準まで解説

アウトソーシングか人材派遣か?メリットや選ぶ判断基準まで解説

人材不足や業務効率化の課題に直面した際、多くの企業が検討するのがアウトソーシングや人材派遣。
どちらも社外の力を活用する手段ですが、アウトソーシングは業務そのものを委託する「業務委託契約」、人材派遣はスタッフを自社の指揮命令下で稼働させる「労働者派遣契約」という違いがあります。
この違いから、指揮命令の仕組みや活用できる業務範囲、期待できる効果にも明確な差が生まれます。

ここでは、自社に最適なサービスを選ぶための判断材料として、基本的な違いからそれぞれのメリット、適切な選択基準まで詳しく解説します。また、業務整理からマニュアル化、常駐での実務、改善提案まで、企業の課題に応じた最適なアウトソーシングサービスをご提案します。

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1.アウトソーシングと人材派遣の違いとは

「人手が足りないから外部に頼もう」と考えたとき、多くの企業が最初に検討するのがアウトソーシングや人材派遣ではないでしょうか。しかし、この2つは契約形態・業務範囲・指示系統が大きく異なり、正しく理解せずに導入すると、期待した効果が得られないだけでなく、法令上のリスクが生じる可能性もあります。

■ アウトソーシングと人材派遣の違い

項目 アウトソーシング 派遣
契約形態  業務委託契約(請負・委任・準委任)  労働者派遣契約 
契約目的  成果物の完成または契約で定めた業務の遂行
(責任の範囲は契約内容による)成果物や業務遂行の完了 
労務の提供 
業務範囲  プロセス全体を包括的に委託可能  既存業務の補助・人員補充が中心 
指揮命令者  受託会社
(委託元が直接指示すると「偽装請負」リスクあり) 
派遣先企業 
リスク  丸投げによる品質低下・業務理解不足のリスク  スタッフ退職・契約終了時の引き継ぎ負担 


特に指揮命令については、委託元企業が受託会社のスタッフへ直接指示を出すと、法律上「偽装請負」とみなされる恐れがあるため注意が必要です(出典:厚生労働省「労働者派遣・請負を適正に行うためのガイド」)

アウトソーシングは「成果責任と運用裁量を外部に委ねる」仕組みであり、人材派遣は「業務の指揮命令を自社で行う」仕組みです。それぞれの契約形態・業務範囲・指示系統について、より詳しく知りたい方は以下の記事もあわせてご覧ください。
( 関連する記事はこちら ▶ アウトソーシングの意味と主な形態、メリット・デメリットを紹介)

なお、労働者派遣事業は2015年の法改正により届出制が廃止され、現在はすべて許可制となっています。派遣会社を選ぶ際は、この許可を取得している事業者かどうかも確認しておくと安心です。

2. アウトソーシングの4つのメリット

「人手不足を補うために外注する」という発想だけでは、アウトソーシングの本来の価値を十分に引き出すことはできません。実際には、コスト構造の最適化から業務品質の向上まで、社内だけでは得られない効果が数多く存在します。ここでは代表的な4つのメリットについて整理します。

アウトソーシングの4つのメリット|コスト最適化・業務効率化・品質向上・引き継ぎコスト削減

2-1.コストを最適化できる

多くの企業がアウトソーシングを導入する背景には、コスト構造の最適化という明確な目的があります。
業務を自社で対応する場合、給与などの人件費だけでなく、教育・採用コスト、社会保険料、管理工数など多くの間接費が発生します。特に専門性の高い業務では、自社で新たな体制を構築するよりも、既にノウハウと仕組みを持つ専門会社に委託する方がコスト面でも効率面でも合理的といえます。
また、繁忙期・閑散期などで業務量に変動がある企業にとっても有効です。人材を固定費として抱えるのではなく、必要な時期だけ外部に委託することで、コストを「変動費」に転換し、柔軟な運用が可能になります。

◼︎アウトソーシングで最適化できる主なコスト

項目  自社内製の場合  アウトソーシング活用時 
人件費  固定費として毎月発生  委託費に置き換え、業務量に応じて変動 
採用コスト  求人広告・面接・採用活動が必要  不要(受託会社が人員確保) 
教育・研修費  新人研修・スキル教育が必要  受託会社側で人材育成が完結するため負担なし 
社会保険料・福利厚生費  従業員数に応じて発生  不要(受託会社の負担) 
管理工数  上司や管理職が工数を消費  受託会社が管理 

 

アウトソーシングは人件費削減だけでなく、間接コストの最適化・固定費の変動費化といった構造改革にもつながります。

2-2. 業務効率化につながる

アウトソーシングの大きな価値のひとつは、業務プロセス全体を可視化・標準化しながら効率化できる点です。専門企業が豊富なノウハウと最新ツールを活用し、社内対応では難しいスピードと精度で業務を進めます。さらに、業務量の変動にも柔軟に対応可能です。繁忙期には体制を拡充し、閑散期には最適な規模へ調整するなど、品質とスピードを維持したままリソースを最適に配分する運用ができます。また、他社の成功事例や改善ノウハウを基にした改善提案力も大きな特徴です。外部視点を取り入れた継続的な改善サイクルが回ることで、一時的な効率化にとどまらず、中長期的なパフォーマンス向上が可能になります。

◼︎アウトソーシング導入による業務効率化の効果

項目  内容  効果 
業務プロセスの標準化  ノウハウとツールを活用した手順統一  ミス削減・品質安定 
リソース調整の柔軟性  繁忙期・閑散期に応じた体制変更  無駄のない稼働でコスト効率UP 
改善サイクルの定着  他社事例やベストプラクティスを導入  継続的な効率化が可能 
作業工数の削減  単純作業の外部化・システム活用  担当者の時間を戦略業務に集中 

 

このようにアウトソーシングは、単なる作業委託ではなく業務全体の最適化を支援するパートナーとして機能します。

2-3. 業務の質が向上する

アウトソーシングの活用は、業務品質の底上げにも直結します。専門会社は特定分野に特化した知識・法規制対応力・高度な運用ノウハウを持ち、社内対応と比較して安定した品質とスピードで業務を遂行できます。
また、複数のクライアントを支援してきた経験から、フロー変更やイレギュラーな処理などにも柔軟に対応ができ、ノウハウも豊富です。社内では対応が難しいケースにも迅速かつ的確に対応してくれ、結果として業務の安定性と信頼性が高まります。
さらに、標準化・チェック体制の整備や、継続的な改善提案もアウトソーシングならではの強みです。人によってばらつきがちな業務品質を、外部委託によって一元管理を行うことで、業務品質の向上や標準化を図ることができるでしょう。

◼︎社内対応とアウトソーシングの品質面での違い

項目  社内対応  アウトソーシング導入時の変化 
専門性  自社人材の範囲内  専門知識・最新技術を活用し精度向上を期待できる 
イレギュラー対応  限界がある  多様な事例があり安定して対応可能 
品質管理  属人的になりがち  標準化・チェック体制で均一化が図られている 
継続改善  社内だけでは困難な場合も  継続的な改善提案で品質向上サイクルを構築 

 

「自社の業務品質を一段階引き上げたい」「ばらつきをなくして安定した成果を出したい」と考える企業にとって、アウトソーシングは有力な選択肢の一つといえるでしょう。

2-4. 引き継ぎコストを削減できる

「特定の担当者しか対応できない業務」が増えると、退職や異動のたびに引き継ぎに時間がかかり、生産性や事業継続性に影響を及ぼす可能性があります。アウトソーシングは、この引き継ぎ負担そのものを軽減できる解決策のひとつです。
受託会社は、業務の標準化・マニュアル化・可視化を進めることで、複数スタッフで同一業務を処理できる体制を整え、担当者に依存しない再現性の高い仕組みを構築します。これにより、誰が担当しても一定の品質を保てる状態が実現します。そのため、退職が発生した場合も、チーム内でのフォロー体制が整っているため、業務への影響を最小限に抑えられ、依頼した業務が長期間止まってしまうリスクを抑えられます。 また、フローやマニュアルを共有・納品する契約であれば、将来的な内製化や体制変更もスムーズに行うことができるでしょう。

◼︎属人化の課題とアウトソーシング導入後の改善点

観点  社内対応  アウトソーシング導入後の変化 
担当者依存  特定人物に依存しやすい  複数スタッフ体制で分散化 
業務継続性  担当者不在で業務停止リスク  常に一定品質で遂行可能 
引き継ぎ  負担が大きく非効率  マニュアル・標準化でスムーズ 
組織力  属人化が成長の妨げに  継続性と柔軟性の高い組織へ 

 

株式会社GOOD PLACEでは、標準化シートの作成から運用設計、複数担当者体制の構築までを一貫して支援し、属人化の根本解決をサポートします。

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3. 人材派遣の4つのメリット

「人手が足りない」「急な欠員に対応できない」「業務を止めずに回したい」――そんな課題に対して、人材派遣は即戦力人材を柔軟に確保できる有効な手段です。必要なときに必要な人材を確保し、自社の業務フローに沿って直接指示を出せる柔軟性は、人材派遣ならではの大きな特徴です。
ここでは、人材派遣を導入することで得られる4つの主要なメリットを詳しく解説します。

人材派遣の4つのメリット|スピーディな人材確保・直接指示・情報漏洩リスク低減・社内ノウハウ蓄積

3-1.スピーディ・柔軟に人材確保できる

人材派遣の最大のメリットは、「必要なときに、必要な人材を、迅速かつ柔軟に確保できる」点です。通常の正社員採用では、求人募集から面接・内定・入社までに数週間〜数カ月かかりますが、人材派遣であれば数日〜数週間で即戦力を配置できるケースも多く、突発的な人手不足や繁忙期対応にもスピーディに対応できます。
また、短期的な欠員補充や繁忙期対応から、中長期の人員確保まで活用できます。ただし、30日以内の日雇派遣は原則禁止されており、一定の業務や労働者に限って例外が認められています。
業務量や事業状況の変化に合わせて人員を調整でき、必要な期間だけ人材を確保する運用が容易になります。
スピードと柔軟性を兼ね備えた人材派遣は、変化の激しいビジネス環境において事業の停滞を防ぎ、迅速な対応を可能にする手段のひとつです。

なお、同一の組織単位で同一の派遣スタッフを受け入れられる期間には、原則3年という上限があります(無期雇用派遣や60歳以上のスタッフなど一部例外あり)。長期的な活用を考える場合は、この点も踏まえて派遣会社に確認しておくと安心です。

3-2. 直接の業務指示ができる

人材派遣では、派遣先企業が派遣スタッフに対して直接的な指揮命令を行える点も大きな特徴です。
これは、労働者派遣契約の枠組みにおいて、派遣先と派遣労働者の間に指揮命令関係が認められているためで、以下のような指示が可能になります。

・日々の作業内容
・優先順位の設定
・業務進捗の管理/調整
・急な方針変更への対応

この仕組みにより、現場の状況に応じた柔軟な判断や迅速な対応が可能となり、結果として業務全体の機動性を高める効果が期待できます。また、派遣スタッフが社内チームの一員として動くため、他従業員との連携も取りやすくなります。
ただし、派遣契約の場合は、契約外の業務を指示すると「労働者派遣法違反」とみなされる可能性があります。そのため、契約で定めた業務範囲・指揮命令系統を明確にし、適切な管理体制を整えることが重要です。(出典:厚生労働省「派遣先が講ずべき措置に関する指針」)

3-3. 情報漏洩リスクを低減できる

人材派遣は、情報管理のコントロール性が高いという点でもメリットがあります。派遣スタッフは派遣先企業のセキュリティポリシーに従って業務を行うため、アクセス権限やデータ取り扱い範囲を自社で直接管理しやすくなります。
また、機密情報へのアクセスを最小限に抑える「最小権限の原則」も適用しやすく、情報漏洩リスクを効果的に抑制できます。
なお、アウトソーシングでは委託元企業ではなく受託会社の情報管理体制にならうため、契約時にしっかりと確認をしておく必要があります。
もちろん、人材派遣でもヒューマンエラーによるリスクは存在するため、教育・監視体制の整備は欠かせません。それでも、自社基準で統制しやすいという点から、機密性の高い業務では人材派遣を選択する企業が多い傾向にあります。

3-4. 社内にノウハウを蓄積できる

人材派遣は、条件次第で業務ノウハウを社内に残せる可能性があります。派遣スタッフが日常業務を担う中で、業務手順や改善点が自然と可視化され、従業員との知識共有が進むことで、組織全体の業務効率や品質の底上げにつながります。
特に、派遣スタッフからの改善提案を取り入れ、それをマニュアル化・標準手順化する仕組みを整えることで、派遣期間終了後も知見を社内に残すことが可能です。これは将来的な内製化や、従業員教育の基盤としても活用可能です。
ただし、社内でマニュアル化などをする仕組みがなければノウハウが蓄積されません。「社内ナレッジマネジメント」もセットで考え、情報共有体制やマニュアル整備を同時に進め、労働力としてだけではなく業務改善のきっかけとして活用することが、効果を最大化するポイントです。

労働者派遣法では、港湾運送・建設・警備・病院等での医療関連業務が適用除外業務として定められています。加えて、弁護士や税理士などの士業にも、各資格法の趣旨から派遣が認められない業務があります。医療関連業務や士業の一部には例外があるため、自社が依頼したい業務の可否は事前に派遣会社へ確認しておく必要があります。

4. アウトソーシング・人材派遣を選ぶ判断基準

「コストを最適化したい」「属人化を防ぎたい」「すぐに人材を確保したい」――一口に外部リソースといっても、目的や状況によって最適な選択肢は異なります。
期待した効果を得られる可能性を高めるには、自社の課題や狙いを明確に把握することが大切です。以下で、アウトソーシングと人材派遣を検討する際に押さえておくべき4つの判断軸を整理していきましょう。

アウトソーシングと人材派遣を選ぶ判断基準|業務改善orリソース確保、短期or中長期、業務が定型or非定型で比較

4-1. 業務改善かリソース確保か

最初に整理すべき判断軸は、「業務そのものを改善したいのか」「人的リソースを確保したいのか」という目的の違いです。
業務の仕組みそのものを見直し、プロセス改善・効率化・品質向上といった構造的な改革を目指す場合は、アウトソーシングが有効な選択肢でしょう。専門会社の知見やツールを活用することで、社内だけでは難しいレベルの業務改善が可能です。
一方で、「現行の業務体制はそのまま、とにかく人手不足を解消したい」という目的であれば、人材派遣の活用が有効です。即戦力となる人材を短期間で投入でき、急な欠員対応や繁忙期のリソース確保にも柔軟に対応できるでしょう。

目的  推奨される手段  特徴 
業務の仕組みを改善したい  アウトソーシング  外部ノウハウで業務を再設計し、効率化・高度化を実現できる 
人手不足を解消したい  人材派遣  現行業務を維持しつつ、短期間でリソースを補充できる 


どちらの目的も達成したい場合は、まず「どちらが本質的な課題か」を明確にすることが重要です。

4-2. 社内にノウハウを蓄積したいか、戦略的に業務を進めたいか

将来的に自社で業務を完結させたい場合や、現行の業務フローを維持しながら人手不足を補いたい場合には、人材派遣を活用する方法が適しています。
一方で、自社は戦略領域に集中したい場合にはアウトソーシングが有効です。成果責任を担ってくれるアウトソーシングのスタッフにノンコア業務を委託することで、社内リソースを進めたい仕事や新たな取り組みなどに集中させながら効率化と品質向上を両立できるでしょう。

項目  アウトソーシング  人材派遣 
ノウハウ蓄積のしやすさ
メリット  受託会社のマニュアル提供有/外部の専門知識を活用可  社内で知識や業務手順が共有されやすい 
デメリット  社内にノウハウが残りにくい  派遣終了とともにノウハウが残りにくい 

 

ただし、人材派遣を活用しても、マニュアル整備や情報共有の仕組みがなければ知見は定着しにくいので注意が必要です。

4-3. 短期か中長期か

短期的なリソース補強が目的であれば、人材派遣の活用が有効でしょう。一方で、中長期的に安定した業務体制を構築したい場合は、アウトソーシングが有力です。

観点 アウトソーシング  人材派遣
契約期間 中長期が中心(半年〜複数年など)   数日〜数カ月など短期から柔軟に対応可
メリット  業務の標準化・最適化が進む  契約期間を柔軟に設定可能 

4-4. 業務の性質が定型か非定型か

ルールや手順に沿って繰り返せる定型業務は、アウトソーシングと特に相性が良く、状況に応じた判断が必要な非定型業務では、人材派遣の方が適している場合もあります。

業務タイプ  適したサービス  理由 
定型業務  アウトソーシング  専門性を活かして効率化・標準化を実現しやすい 
非定型業務  人材派遣  現場から直接指示でき、状況に応じた対応が可能 
混合業務  両方の活用を検討  業務を分離し、それぞれに最適な手法を組み合わせる 

 

株式会社GOOD PLACEではあらゆるバックオフィス業務に精通したスーパーバイザーが、アウトソーシングが合うかどうかをアドバイスしています。お気軽にご相談ください。

 

判断基準  アウトソーシングが適している主なケース  人材派遣が適している主なケース 
業務改善かリソース確保か  プロセス改善・効率化・品質向上を狙いたい場合  現行業務を維持しつつ、人手不足を解消したい場合 
社内にノウハウを蓄積したいか  ノンコア業務を外部化し、社内は戦略領域に集中したい場合  従業員と派遣スタッフで知見を共有し、ノウハウを残したい場合 
短期か中長期か  中長期で安定した業務体制を構築したい場合  短期的な欠員補充や繁忙期にクイックにしたい場合 
定型か非定型か  マニュアル化できる定型業務を効率化したい場合  イレギュラーが多い非定型業務を柔軟に運用したい場合 

5.アウトソーシングの活用事例

「アウトソーシングで本当に業務効率化や生産性向上を図れるのか?」――そう思われた方は実際の導入事例をご覧ください。実際にアウトソーシングを導入した企業が、どのように業務効率化やコスト構造の最適化を実現したのかを、具体的なプロセスと成果とともに紹介します。

5-1. 株式会社日本能率協会マネジメントセンター様|常駐型アウトソーシングで、業務改善から社内改革へ

導入企業名:株式会社日本能率協会マネジメントセンター(JMAM)/業種:人材サービス/導入サービス:GOOD PLACE アウトソーシングサービス/導入開始:2024年7月

◼︎背景と課題

JMAM様では、派遣スタッフが常駐していましたが、スタッフの管理やコミュニケーション、フォローはすべて自社で対応する必要があり、担当者の負担が大きくなっていました。各部門ごとに管理が必要となり、全体最適が難しい状況が続いていたのです。

◼︎導入効果・成果

部署ごとにバラつきがあった業務を横断的に統合し、統一性と効率性を確保。管理工数を削減し、バックオフィス全体の生産性と一貫性を向上。他社事例やベストプラクティスを取り入れた改善サイクルを定着化し、継続的に業務を改善しました。

詳細はこちら:株式会社日本能率協会マネジメントセンター様 アウトソーシング導入事例(株式会社GOOD PLACE)

5-2. 株式会社コスモスイニシア様|アウトソーシングとオフィス構築、両サービス活用で生まれるシナジー

導入企業名:株式会社コスモスイニシア/業種:不動産/導入サービス:GOOD PLACE アウトソーシングサービス(オフィス構築との併用)/導入開始:2011年〜(約15年間継続)

◼︎背景と課題

不動産の開発・販売・賃貸を軸に、近年はホテルやシェアハウス、グランピング施設の運営など事業領域を拡大し続けているコスモスイニシア様。新たな領域への挑戦は成長機会が増える一方で、バックオフィスにはこれまで以上の対応力が求められることになりました。

◼︎導入の内容

2011年より、GOOD PLACEのアウトソーシングサービスを継続的に活用。本社内に設けたサービスカウンターにて、郵便物・宅配便の仕分けや福利厚生業務など約140項目、約900時間分の業務をアウトソーシングし、9名体制のスタッフが常駐して対応しています。加えて、オフィス移転やレイアウト変更などのオフィス構築についても長年GOOD PLACEが支援しており、バックオフィス業務とオフィス構築の両面から働く環境づくりに携わってきました。

具体的な取り組みの一例として、BCP対策の備蓄品(水・非常食・防寒アルミシートなど)の在庫管理をExcelで仕組み化し、保管場所・保管期限を可視化。約500人分の備蓄品を複数倉庫で管理する煩雑な業務を、誰が見ても分かる状態に標準化しました。

◼︎導入効果・成果

属人化しやすいバックオフィス業務を、マニュアルの継続更新によって平準化。スタッフの入れ替わりがあっても業務効率への影響を抑えられる体制を整えています。アウトソーシングとオフィス構築を同一パートナーに依頼することで、オフィスポリシーの理解や社内情報共有がスムーズになり、ワンストップならではのシナジーが発揮されています。

15年にわたる継続活用を通じて、単なる外注先ではなく、事業成長に伴走する戦略的パートナーとしての関係が築かれています。4章で触れた「中長期でアウトソーシングが有力」という判断基準を、実際の継続年数で裏付ける事例といえるでしょう。

詳細はこちら:株式会社コスモスイニシア様 アウトソーシング導入事例(株式会社GOOD PLACE)

6.まとめ

アウトソーシングと人材派遣は、それぞれに異なる強みと活用目的を持つサービスです。自社の目的や状況に応じて適切に選択することで、業務効率化とコスト削減を同時に実現できます。
重要なのは、「業務改善を図りたいのか」「人員を補強したいのか」という本質的な目的を明確にすることです。
契約形態や指示系統の違いを理解し、業務の性質・期間・ノウハウ蓄積の必要性を踏まえて判断することで、自社にとって再現性のある成果を得やすくなります。どちらを選ぶ場合でも、自社の課題と向き合い、共に成長を目指せるパートナーを選定することが、成功への第一歩となります。

株式会社GOOD PLACEでは、お客さまの状況に応じた最適なソリューションをご提案いたします。業務効率化とコスト削減を同時に実現したい企業様は、ぜひ一度ご相談ください。

 


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偽装請負とは何ですか?アウトソーシングを利用する際、どのような点に注意すべきですか?
偽装請負とは、契約上は請負・業務委託でありながら、実態として委託元企業が受託会社の雇用する労働者に直接具体的な指揮命令を行い、作業させている状態を指します。契約の名称ではなく実態に即して判断され、該当する場合は労働者派遣法違反となります。委託元企業は受託会社に業務内容や成果物を伝え、労働者への具体的な作業指示や労務管理は受託会社側の管理者が行うことが基本です。
人材派遣の「3年ルール」とは何ですか?
労働者派遣法第40条の3により、同一の派遣労働者を事業所内の同一の組織単位(課やグループなど)で受け入れられる期間は原則3年までです。ただし、①派遣元に無期雇用されているスタッフ、②60歳以上のスタッフ、③終期が明確な有期プロジェクト業務、④1ヶ月の労働日数が10日以下の業務、⑤産休・育休取得者の代替、の5つは例外として対象外となります(同法第40条の2第1項各号)。長期活用を検討する場合は派遣会社へ事前確認しておくと安心です。
人材派遣を利用できない業務はありますか?
労働者派遣法では、港湾運送・建設・警備・病院等での医療関連業務が適用除外業務として定められています。加えて、弁護士や税理士などの士業にも、各資格法の趣旨から派遣が認められない業務があります。医療関連業務や士業の一部には例外があるため、自社が依頼したい業務の可否は事前に派遣会社へ確認しておく必要があります。
アウトソーシングと人材派遣、どちらを選べばよいか迷う場合はどう判断すればよいですか?
主に4つの軸で整理するとよいでしょう。①業務改善かリソース確保か、②社内にノウハウを残したいか外部に任せたいか、③短期か中長期か、④業務が定型か非定型か、です。目的が複数ある場合は、まずどれが本質的な課題かを明確にすることが選定の第一歩です。GOOD PLACEでは、業務内容やご状況を伺いながら一緒に整理していきますので、判断に迷う段階でもお気軽にご相談ください。
アウトソーシングは中長期で活用しても効果を維持できますか?
中長期で活用することで、業務の標準化や改善を継続しやすくなるケースがあります。GOOD PLACEでは、株式会社コスモスイニシア様に2011年から約15年間、郵便物仕分けや福利厚生業務など約140項目・約900時間分の業務をアウトソーシングで支援しており、マニュアルの継続更新によって属人化を防ぎながら業務品質を平準化しています。

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